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<取材レポート>2017年アンダルシア産イベリコハム公式
コルタドールコンテスト授賞式

2017/7/21

スペイン・アンダルシア州政府 アンダルシア製品輸出促進公社(EXTENDA)主催の『2017年アンダルシア産イベリコハム公式コルタドールセミナー&コンテスト』が2017年7月13日(木)服部栄養専門学校にて開催されました。

アンダルシア地方は、オリーブオイルやイベリコハムなどの特産品が有名で、本イベントはイベリコハムやイベリコ豚のPRとしてEXTENDAが毎年開催しています。

当日はまずイベリコ豚を使ったアレンジレシピや、公式コルタドール(※1)から生ハムのカッティング技術などを学べるセミナーからスタート!
レストランの調理人、サービス、ソムリエの方の他料理教室の先生なども含めて約120名の参加者が真剣な眼差しで受講しました。

その後は、いよいよコスタドールコンテストが開幕。
隔年で開催される同コンテストは今年で6回を迎え、年々認知度も高まっています。コンテストは1次審査とファイナル審査がありますが、どちらも完全非公開という厳正なもの。約40名の参加者は真剣な面持ちで試験会場へと向かいました。

一次審査はカット技術を競い合い、続くファイナル審査では盛り付けの美しさが評価されます。今回ファイナルに進んだ方は6名。3人1組となり3分間でカット技術の高さと美しさを競い合いました。

東京大会の栄えある優勝者は、千葉県のバーから出場した篠崎新平氏(BARシノザキ)でした。

今や、スペイン料理だけではなく、日本料理をはじめ、様々な料理ジャンルで活用されるイベリコ豚。 新たな調理法や美味しさを高めるカット技術など、食材の魅力がさらに広がるイベントでした。

(※1)コルタドールとは
イベリコ豚の生ハムをカットする技術者のことで、スペインのアンダルシア政府が与える公式認定資格です。

<東京大会優勝者の篠崎新平氏。(写真 右)
篠崎氏には副賞としてアンダルシア研修旅行が贈られました。>



<第一位の篠崎氏ファイナル作品。生ハムのカットといえども、ファイナリストの作品は盛り付けやカット方法など
それぞれ全く異なる作品となり、技術の奥深さを実感しました。>




<公式コルタドール兼ベネンシアドールのヘスス・デルガド氏。
20年以上スペイン国内外で技術の普及活動を行われ、スペイン王室、その他官庁主催のイベントでも活躍しています。>